講義内容
Lecture

ケースメソッド授業

1900年代の初期に、ハーバード大学ビジネススクールが中心となって開発された実践的な経営教育の手法であり、現在では欧州のビジネススクールで多く導入されています。
ケースメソッドでは、受講生は意思決定の場面が記述された「ケース」と呼ばれる教材を事前に分析し、問題を発見し、その解決策を模索し、意志決定を行うというプロセスを経て、クラスでディスカッションを行います。

これを繰り返し行うことで、戦略的意志決定を可能にし、問題発見・解決能力や実践的な経営能力を育み、積極的行動力、リーダーシップを体得することを目指すものです。
地方都市においてケースメソッドを導入した実践的経営教育を行っている民間組織は稀です。

ケース教材とは

実際の企業や組織が直面した経営課題やその時の外的要因を記述した教材です。主に寄附講座において開発した地元企業のケース教材を活用し授業を行っています。
鳳雛塾で学び挑戦的な事業展開を実現している事例が登場したら、それを取材させて頂きケース教材にするという好循環を形成しています。

ケースメソッドでの学び

  • 一方的な講義ではなく、自ら意思決定を行う訓練をするため、実践的な問題解決能力が身につきます。
  • 個々の意見を認め合いながらも議論を深め、実践力を身につける教育手法です。
  • 民間団体としては地方で初めてケースメソッドを用いた実践的な経営教育の場を提供してます。
  • やる気のある多種多才な塾生が切磋琢磨できるコミュニティーになっています。
  • 産官学ネットワークのゲートウェイとして機能しています。

ケースメソッドはその有効性は認められているものの、実際にその運営が可能な講師は地方では数少ないのが現状です。
鳳雛塾の専任講師は、MBAを取得して事業活動を営みながら大学教育に携わっている方々です。このような方々が地域経済活性化に使命感に燃えてほぼボランティアに近い形で鳳雛塾の運営に尽力してもらっていることが特徴の一つです。

また、上述のように鳳雛塾の受講生は、サラリーマン、起業家、社長、学生、行政職員、教職員、マスコミ関係者等多種多才であり、このコミュニティーの中で自己組織的な勉強会、ビジネスが発生し、相互作用が生まれています。

さらに、鳳雛塾は産官学それぞれから、資金も講師も受講生も持ち寄りで集まったゲートウェイ的な組織であり、それぞれの立場を超越した本音の議論が展開される結果となっています。

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